2013年9月18日水曜日

千坂地区敬老のつどい開催さる

昨日(9/17)午前10時から、テルメ金沢において千坂地区社会福祉協議会が主催の「千坂地区敬老のつどい」が開催されました。

先ず式典が行われ、千坂地区社会福祉協議会西田会長があいさつに立たれ、わが国の今日の繁栄の基礎は皆様の功績にほかならないと称賛の言葉が述べられました。

続いて来賓の祝辞に入り司会者から千坂公民館長と指名されましたので登壇して祝辞を述べました。あらかじめ原稿を何度か読みかえして記憶しようと試みましたが、原稿なしの祝辞は自信がなく次のとおり原稿を読み上げ祝辞とさせていただきました。

祝辞
 本日の千坂地区敬老のつどいを迎え、皆様元気なご様子で心からうれしく存じます。
 敬老会は、長い間社会の為に尽くしてきた高齢者を敬い、長寿を祝う日です。また、それとともに高齢者の福祉について関心を深め、高齢者の生活向上に努めるよう若い世代に促すという気持ちが込められています。

 敬老の日は兵庫県野間谷村(現・八千代町)の門脇政夫村長が提唱した「としよりの日」がその始まりだと言われています。これは「お年寄りを大切にし、お年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と、農閑期で気候もよい9月15日を「としよりの日」に定め、昭和22年に敬老会を開いたのが始まりのようです。

 昭和39年にこの「としよりの日」が「老人の日」と改称され、昭和41年に、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」という目的で、「敬老の日」という名称で国民の祝日として定められました。
「敬老」とは、文字どおりお年寄りを敬うことですが、敬老の日の由来や養老伝説などの言い伝えには、高齢者に対するいたわりと尊敬の心とともに、その経験や知識から学ぼうとする先人たちの積極的な思いが感じられます。
 この思いを受け継ぐかのように、高齢者の貴重な経験や知識を生かして、よりよい社会づくりを行おうという取り組みが各地で増えてきました。

 千坂公民館においても生涯学習の場として、万年青学級やれんこん学級を開設して多くの皆様が受講されております。

  高齢者の知識と経験は、若い世代にとって人生の「宝」そのものなのです。私たちは、老いも若きも安心して老いていける心豊かな長寿社会を築いていきたいものです。

   そのためにも、高齢者を家族の一人として尊重するだけでなく、「社会の中のかけがえのない先輩」として敬い、その人生の知恵と経験(宝)に学び、次世代に生かしていくことを忘れてはならないと思います。
 その意味で、「敬老」とは「継老=老人が持つ宝を継ぐこと」であると言えるのではないでしょうか。

   「人は年を重ねただけでは老わない。理想を失ったときに初めて老いがくる。」と申した人がおります。まさにその通りだと思います。
  皆さまがたは、ご自分の人生を精いっぱい誠実に生きてこられました。自分に与えられた人生の責務を、立派に努められた成功者ばかりでございます。
人間はいくつになっても、きょうよりはあす、あすよりはあさってと、常に向上を目指していきたいものですし、それには皆さまの豊かな経験がかかせません。
  今後も、お互いに励まし合って、いつまでも健康に留意され、ますます長寿を重ねられ、さらによりよい人生を歩まれますことをお願いいたしまして、本日のごあいさつにいたします。
                                                                      以上
続いて谷内律夫県議会議員がお祝いのことばを述べられました。
このあと前社会福祉協議会高田会長より謝辞が述べられました。
田中展郎、麦田徹両市議は当日市議会開催中で残念ながら出席できませんでした。

以上でセレモニーが終わり、昼食会までの間、グループでおしゃべりしたり入浴を楽しんだりしました。

正午から昼食会が始まりました。飲み物類は希望者のみ通路側に設けられた臨時販売所で買い求める方式でした。

開幕は「あんこ椿は恋の花」をバックミュージックとした踊りに続いて、演歌(題名忘れ)のメロディに合わせた日本舞踊が披露されました。お二人とも千坂校下在住の方で、素晴らしい踊りに拍手喝さいが沸き起こりました。

やがてカラオケ希望者の募集があり、大勢の方が申込みされ唄って楽しむ、聞いて楽しむ賑やかな昼食会が展開されました。

本敬老のつどいを開催するにあたって、千坂地区民生児童委員協議会の皆さんが全面的に準備、運営等のご尽力がありました。

ご盛会を祝し、ご尽力に感謝を申し上げます。