2013年9月26日木曜日

城北ブロック公民館研修会:防災について考える★公民館の役割★

昨日(9/25)午後7時30分から、三谷公民館において標記研修会が開催されました。
研修対象者は城北ブロックに所属する12の公民館から、館長、副館長、主事、事務員、公民館委員等の皆さん90名が出席されました。
当公民館では役職員のほか、公民館委員のうち新保文化部長、吉田広報部長、横野視聴覚部長が出席しました。
金沢市公民館連絡協議会では、今年度初めて防災に関する研修会を開催することとして、金沢市危機管理課職員による出前講座を各ブロックごとに開催し、今回城北ブロックの研修会となったものです。
冒頭、岡田公民館長のあいさつで、先だっての豪雨で三谷郵便局付近の土砂崩れが発生したことを取り上げられ、防災は身近な問題であると述べられました。
このあと、金沢市危機管理課岡田主幹による講演が始まりました。
90名の受講者で会場は埋め尽くされた
岡田三谷公民館長のあいさつ
危機管理課岡田主幹の講演
主題は「防災について考える」=公民館の役割=として、プロジェクタにより災害の種類、地震や津波の発生メカニズム、映像を交えた災害の実態について説明されました。
また、金沢市に62の自主防災会があり、被災実態を踏まえ安否確認の重要性からまちなか訓練にこの安否確認が導入された経緯が説明されました。
阪神淡路大地震と森本・富樫断層による被災想定比較表
また、各公民館は指定避難所となっていることから、被災時には避難所の開設が必然となり防災用品の管理、鍵の管理等について留意するよう指導がありました。そのほか、被災時の行政と避難住民の連絡を円滑に行うため、各地区に市職員が担当者として指定されていると説明がありました。出席者から、そんな話は聞いたことないが・・・・というささやき声が。私としては、各校下自主防災会に担当者名を文書により明確に通知し、その通知に基づき組織表に氏名、連絡先等を掲示する必要があると考えます。
このほか、金沢市において津波の浸水想定図、噴泥想定範囲図等も製作整備したので利用されるよう勧められました。
講義の後、質問時間が設けられたので千坂公民館として次の質問をしました。
質問
◆先の豪雨で特別大雨警報が発令されたが、行政によっては避難指示を出さないところがあったと報道された。法令では強制力があると聞いているが、金沢市として特別警報が出た場合、住民末端まで連絡する方法をどのように取り扱うのか。
回答
◆市HP、防災ドットコム、防災無線、一般家庭でのテレビ視聴、消防車での広報で情報伝達を行う
(上記の回答は従来の要領と何ら変わりはありません。これでは住民末端までには一刻を争う情報伝達は不可能と個人的に考える)
質問は上記のほか、高木薬師谷公民館長から、森下川の警戒水位上昇のため避難所開設準備の指示が出されたことがあったが、先の豪雨ではそのような指示がなかった。基準が変更になったのか。という趣旨の質問に対して、基準の変更はないと回答されました。
次に、旭日公民館の方から防災士の資格を得たが、防災用貯蔵品の保管場所について学校にどこにあるか聞いたが不明だと返答があった。これではいざという場合対応に問題が生じるが・・・と質問されました。
この回答として、学校、自主防災会と協同して防災用品の保管場所、種類、数量は必ず確認するようにしてくださいと指導がありました。

本研修会のあと、城北地区の各校下自主防災会において、未だ防災訓練を実施したことがない校下があると聞いて半信半疑でした。本研修会を契機として全地区で防災訓練が実施されることを痛切に願うばかりです。