2014年2月1日土曜日

北鳴中で「立志のつどい」に157名が参加

昨日(1月31日)午後3時から、北鳴中学校3階多目的ホールにおいて「立志のつどい」が開かれ、中学2年生157名が出席し大人としての自覚と将来の決意を新たにしました。
主催者は小坂・千坂地区の公民館、少年連盟、青少年健全育成協議会。毎年世話役を小坂・千坂が交互に担っており、今回は小坂地区が当番となりました。



立志の集いは、武家の元服にちなんで(数え年の)一五歳を祝う行事です。参加者は,将来の決意や目標などを明らかにすることで,おとなになる自覚を深めることを目的としています。
多賀信也小坂少連委員長の開会のことばのあと、谷村昭雄小坂公民館長のあいさつ、小西護北鳴中学校長の励ましのことば、中屋保雄千坂公民館長による記念品贈呈が行われ、記念講話として3名の留学生(星稜大学)が講演しました。
留学生の講演は毎年好評を得ており、中学生の関心に高いものが感じられます。それもそのはず、ここに講演する留学生は、大学で行われる日本語による弁論大会で優秀賞を獲得した学生だからです。
唐ショウケイ講師「自分を探す」の講演に聞き入る生徒
二人目は「日本とロシアの生活リズムの違い」と題したスハロバ ユリア講師(ロシア出身)、「日本語の世界」と題した黄志涛(コウシトウ)講師(中国出身)の講演がありました。
3人とも驚くほど流暢な日本語で講演され、日本文化をさらに学ぼうとする強い意欲が感じられました。
講演後、講師3名の紹介があり講演に感謝の拍手が贈られた
講演が終わって、千坂少連を代表して安田紫乃さんがお礼のことばを述べました。
千坂少連代表安田紫乃さんのお礼のことば
最後に、北側美恵子千坂少連会長から閉会のことばで以って、平成25年度立志のつどいが閉会となりました。
会場をあとにして、留学生と世話人関係者で行われる交流会が開かれました。
お茶と和菓子が出され、和菓子を初めて食べ「おいしい」と中国からの男性留学生。「私は留学後中国で日本語の教師になりたい」と女性留学生。バイカル湖に近いイルクーツク出身のスハロバユリアさんは、「ソチ五輪を見に行くには飛行機で5時間かかる」といわれ、ロシアの広大さに驚きました。なごやかに交流が行われ、もっといろいろ留学生の日本に対する感想など聞きたいと思いましたが、留学生は想像よりも多忙なのでそろそろ閉会したいと谷村小坂公民館長のことばがあり、交流会が終わりました。
立志の集いに臨んだ中学生も、留学生の行動力に魅せられ、自分の将来像を固める絶好の機会だったに違いありません。