2015年12月1日火曜日

金沢クラフト体験と施設めぐり

長年金沢に住んでいるものの、体験したことのないクラフトづくり、行ったことのない施設が意外と多い。灯台元暗しではいけないので、従来、千坂公民館委員の研修旅行は富山、福井方面を研修先とすることが多かったが、今回、金沢市内に限定して金沢の魅力を再認識することとした。
11月29日、「金沢クラフト体験と施設めぐり」とする公民館委員研修旅行を開催しました。
午前8時50分、17名がバスに乗り込み、最初の目的地「忍者寺」へ向かった。

妙立寺門前
入場を待つ観光客で溢れていた
2か月前でも予約が取れないほど人気沸騰している妙立寺。入場を待つ観光客で境内は満員状態。1643年建立、徳川にとって目の上のたんこぶ、外様最大の大名加賀前田藩。如何にして難癖をつけて取り潰すかが徳川家の目論み。3代藩主利常が徳川との一戦を想定して東山、小立野、寺町に寺院群を集約。妙立寺は物見やぐらを備え、敵襲来に備えて建物に驚くべきからくりを施した。3回目の入場ながら新たな発見があった。

次に幸町今井金箔本店で箔貼り体験。
今井金箔本店
箔貼り材料がセットされていた
金箔2枚と7色箔を使ってハガキサイズの厚手の用紙2枚に箔を貼ってみることに。
真剣にクラフト体験
どや顔で
金箔は純金ではなく銀、銅の合金。調合で色合いが異なるのだとか。金箔はわが国の100%に近い生産量を誇る金沢の独占産業である。
金箔を乗せたソフトクリーム(450円)を食べながらしばし休息。
そこから兼六園傍の金沢さくら茶屋で昼食。

食談でコミュニティ 公民館委員の意思疎通を図った
1時間の昼食時間が余りそうなので、食後は石川門あたりへ散策しようという声があったが、話が盛り上がって瞬く間に時間が過ぎた。
次に国内美術館入館者数トップクラスを誇る21世紀美術館へ。
21世紀美術館で受付待ち
有料ゾーンは2回目だったが、ここも人、人、人。大空間に展示されている美術品の数々。であったが、門外漢にとっては「なぜこんな作品を創作するのだろう?」という率直な感想ではある。果たして作品を見て感動する人はどれだけいるのだろう?・・・と。
透けて見えるプールが大人気
そこからほど近くの鈴木大拙館へ。
世界の鈴木大拙といわれる仏教哲学者の活動記録が展示され、水鏡の庭に見とれた。

水鏡の庭で一休み
小立野台地の紅葉と見事に調和した眺望は絶佳
 


地元の人であろう高齢の女性が、隣の庭園もお奨めですよと云われたので、大拙館を出てすぐ隣接する庭園へ。こんなところにこんな素晴らしい庭園があるとは・・・・。
オーストラリアから来たという観光客と
予定されたコース全部を回り、公民館前に到着しました。
今まで知らなかった金沢を知ることができ、有意義な研修旅行となりました。